JAきたみらいの作物

玉ねぎ

生産量日本一を誇るJAきたみらいの玉ねぎ

生産量日本一を誇る
JAきたみらいの玉ねぎ

– JAきたみらいで採れる玉ねぎについて

JAきたみらいの玉ねぎは、日本一の生産量を誇っています。
日本の1年間の玉ねぎの収穫量は133万トンです(2019年政府統計の総合窓口)。この日本全国の収穫量の60%以上を北海道が占めており、その生産地の30%以上を占めているのが、きたみらい地域(温根湯・留辺蘂・置戸・訓子府・相内・上常呂・北見市・端野)です。
明治初期に札幌で栽培され始めた玉ねぎがJAきたみらい管内にやってきたのは1917年(大正6年)。札幌興農園より種子を購入し、北見市において初めて試作されました。
戦後、冷涼な気候というきたみらいエリアに合う玉ねぎの栽培はどんどん広がっていき、いまでは日本一の生産地になりました。

– 生産量日本一になったわけ
   生産から収穫まで

JAきたみらい地域は、降水量が少なく季節によって1日の寒暖差が大きく、玉ねぎ栽培に適した気候条件が揃っています。また、種子を畑に蒔く時期をずらすことで、8月から翌年の4月まで、継続して玉ねぎを長期出荷できるようになったことも理由の1つです。寒さが厳しい2月から種蒔きをはじめ、外気温から守られるビニールハウスでしっかりと苗を育てます。大雪に注意しながらの除雪作業も重要な仕事です。4月下旬〜5月中旬頃に苗を畑に植え付けます。日々の降水量にも気を配りながら玉ねぎの成長を促していき、玉ねぎが成長し、葉が倒れ始めると収穫作業の準備段階に入ります。

根切りをし、葉が枯れ上がったら検品しつつ収穫されます。コンテナに詰められた玉ねぎは畑で乾燥させてからJAきたみらいへと運ばれていき、機械による選別・規格分けと最後には人の目と手によって品質確認がされ全国へ出荷されていきます。
生産者さんのたくさんの愛情と手間暇がかけられたうえに、栽培技術や品種改良が重ねられてきたことで、JAきたみらい地域は日本一の玉ねぎ生産地になりました。食卓に欠かせない存在の玉ねぎ。これからも全国のみなさんに美味しい玉ねぎをお届けします。

– 品種について

玉ねぎと一言で言っても、実は色々な種類があるんです。
JAきたみらいで生産している玉ねぎの種類をご紹介します。

黄玉ねぎ

黄玉ねぎの特徴は「極早生」「早生」「中晩生」と生育期間の違いで分けられ、貯蔵性や食味も違いが生まれてきます。極早生はみずみずしく、辛みが少ないです。中晩生になると辛味が多くなり貯蔵性が高くなるといった特徴があります。
販売されている時期によって、同じ玉ねぎでも、実は品種が違っているのです。黄銅色の薄皮をむくと中は白色で球のしまりがよく、生では辛みがありますが、熱を加えるととても甘くなります。

サラダ玉ねぎ(サラタマ)

期間限定の貴重なサラダ玉ねぎは、普通の玉ねぎに比べてみずみずしく、一枚一枚が厚く辛味が少ない。そのため長時間水にさらすことなく生サラダに最適で、「サラタマ」と名付けました。「シャキシャキ感」がたまりません。
出荷時期は7月下旬から8月下旬までと短いですが、JAきたみらい地域で一番最初に出荷される玉ねぎです。農薬や化学肥料の使用量を必要最小限にとどめる技術を導入した「北のクリーン農産物表示制度」基準に適合した、北海道安心ラベル「YES!clean」マークの玉ねぎです。

ペコロス(小玉ねぎ、プチオニオン)

機械収穫が難しく、多くが一つひとつ丁寧に手作業で収穫される「ペコロス」。そのため、大きな面積で作付けすることは困難で、生産量が限られた貴重なミニ玉ねぎ(1個あたり15~30g、通常の玉ねぎは約250g)です。ペコロスはそのサイズを生かして、丸ごと料理に使ってみてはいかがですか。シチュー、ポトフなどの煮込みや、ピクルス、さらに、ステーキの付け合せとしてオーブン焼きと、さまざまな料理にお使いください。

真白

玉ねぎ「真白(ましろ)」はJAきたみらい地域でも、限られた生産者の手によって育てられています。販売期間が限られているので、目にする機会が少ない貴重な玉ねぎです。見た目は名前の通り真っ白。一般的な玉ねぎに比べ、辛味が少なく、甘いうえに実がしまっています。食感はシャキシャキ。水にさらす必要もなく、生でおいしく食べられます。サラダはもちろん、煮ても焼いてもグッドです。「真白」の生産者は、土作りや農薬低減に手間をかけた「エコファーマー」の認可を取得。北海道オホーツク海で採取した「海洋深層水」を使用し、ていねいに育てた自慢の玉ねぎです。

赤玉ねぎ

赤玉ねぎの赤紫色の成分は、「アントシアニン」というポリフェノールの一種で、ブルーベリーやナスなどの紫果物・野菜にも含まれています。「アントシアニン」は植物が紫外線やウィルスなどから身を守る為に作られる、普通の玉ねぎには無い赤玉ねぎ特有の成分です。また、普通の玉ねぎにも含まれる「ケルセチン」というポリフェノールも豊富で、「Wポリフェノール」が赤玉ねぎの魅力です。普通の玉ねぎに比べると果肉がやわらかく、辛みが少ないので生がオススメです。

玉ねぎを生産しているクラフトマンからのメッセージはこちら。

歴史と団結の上にある、
日本一の玉ねぎ農場。

米森  淳史 さん

時間を計画的に使うことで、
暮らしも農業も大切にする。

貝沼 隼人 さん

暮らしと両立できる、
最高の環境。

中根 正登 さん

兄弟で、
家族と地域農業を支えたい。

大武 弘幸 さん

確かな管理と体制を整え、
安全で安心な作物を届ける。

大丸 裕之 さん

父に教わった経験を軸に、
自分なりの農業にチャレンジ

小川 圭佑 さん