CTAFTSMAN.07

暮らしと両立できる、
最高の環境。

訓子府町清住の玉ねぎ・花苗生産者

中根 正登 さん

北海道の訓子府町で、玉ねぎと花壇向けの花苗の生産をしています。夫婦2人とパートさんの力を借りながら生産をしていますが、元々は新潟の出身で、7年前に第三者継承で新潟から北海道に移住しました。訓子府で農業をしている妻の実家がすぐそばにあり、そのご縁で今の農場を引き継ぐことになりました。2年間研修を経て、独立してから3年目になります。大学を卒業してからは新潟で営業職をしていましたが、お手伝いなどで農業に触れる機会があり、北海道に来る前から農業に魅力を感じていました。長女の出産を機に妻の実家である北海道に移住することになり今に至りますが、もともと機械が好きで、大きな機械を動かす北海道の大規模な農業に魅了されたことも就農のきっかけでもあります。今は大好きな機械に乗り放題で、小麦の刈り取り時期は、日本で最大規模の機械に乗ることもできます。

地域でも珍しい、花苗の生産を行っていて、主に道路脇の花壇に植えつけられる、黒いポットに入った苗を生産し造園業者さんに苗を卸しています。
マリーゴールド、ベコニア、サルビア、その他10品種ほどの苗は、オホーツクを中心にたくさんの街に植えつけられ、年間で約12万本の出荷、一度の出荷では3000〜5000個の苗を出荷しています。
花苗はハウスで栽培するため天候にも左右されにくく出荷数量も安定していますが、5月〜6月の出荷に向けて2月から種まきをはじめ、苗たて、目だし鉢上げと、手間暇をかけた手作業で行います。
また、安定した生産のためには、日々の温度管理や水やりなどのタイミングを見定めることなど、技術が必要です。花苗の栽培はオホーツクでも珍しい品目なので、地域外からの情報ももらいながら技術を磨いています。
はじめはうまくできないこともありましたが、親方から引き継いだ技術を基盤に、先輩の意見も取り入れ、生産を軌道に乗せることができるようになりました。

新潟でのサラリーマン生活を辞め、北海道に移住したことで一番変わったことは、自由な時間の使い方と、家族との時間です。以前は会社で時間を拘束されることが多く、自分のペースで暮らすことはなかなか難しいことでしたが、今はやるもやらないも自分次第、天候に左右される仕事ではありますが、自由に暮らすことができます。
生産が落ち着く冬場は、隣町のスキー場で、アルペンスキーのコーチもしています。妻との出会いのきっかけとなったスキーを今でも続け、地域の子供達や家族とも大好きなスキーを分かちあえる、以前では考えられなかった暮らしが今はあり、最高に幸せです。
ただ一つ心配なのは新潟にいる両親のことです。将来的に北海道に来てもらえるように、さらに農業と経営を確固たるものにして、最高の暮らしにしていきたいです。
そんな将来に向けて、より安定した花苗や玉ねぎの生産について地域の先輩の技術を見習って、さらにチャレンジしていきます。